アタバ店員が
皆さん、おはよう、風の華です。
スタバ店員が突如「もってこい」微笑過ぎる背景に長崎県民がにっこりという話を紹介しますね。
スタバ店員が突如「もってこーい!」 微笑ましすぎる背景に長崎県民がニッコリ
スタバでドリンクを購入したところ、突然「もってこーい」と呼びかけが。こちらの微笑ましい正体に迫る。
気持ちの良い接客を受けると、店を出た後も朗らかな気分が続くもの。ただ今ツイッター上では、長崎県のスターバックスコーヒーの、ほとばしる異彩を感じつつ、同時に清々しさを楽しめる接客スタイルが話題となっていることをご存知だろうか。
■とにかく地元愛がスゴい
スタバでは現在、6月30日より販売開始となった「47 JIMOTO フラペチーノ」が人気を博している。
各都道府県をモチーフとした良い意味で「地元感」あふれる味わいと商品デザインはもちろん、大阪府の店舗であれば「まいど!」、秋田県の店舗であれば「へばね」(またね)といった具合に、地元の方言をフィーチャーした独自の接客サービスも見逃せない。
そんな中、九州地方ではエッジの効いた接客スタイルで注目を集めているエリアが存在するようだ。
■店員が突然の「もってこーい!」
話題となっているのは、長崎県のスタバ店舗。
同県スタバでは400年以上前にポルトガルから長崎に持ち込まれ、以降も日本国内で多くの人々から愛されている「カステラ」に着目した、その名も「長崎 カステラコーヒーやん! クリーム フラペチーノ」を販売している。
今日から始まってるご当地スタバのフラペチーノなんやけど、頼む度に店員さんが 「もってこーい」 って全員で言ってるの何か可愛いwwwwww 他の都道府県でも何か言ってるのかな?www
そこで記者は今回、長崎県のスタバで何が起こっているのかを探るべく、「スターバックス コーヒー ジャパン」に取材を敢行。すると、地区ごとに独自性の見られる三種のユニークな接客スタイルが明らかになったのだ。
■同じ「長崎」でも全く違う…
長崎では3名の店長がリーダーとなり、47 JIMOfTO フラペチーノを販売するうえで「お客様にどのように届けていくのか」という点にフォーカスした県独自の取り組みを実施中。
その際、同じ県内でもエリアによって少しずつ文化が異なる特色に着目し、長崎市内地区、佐世保地区、中央地区の3エリアそれぞれで、ドリンクのオーダーが入ったときのオリジナルコーリング(掛け声)を披露しているのだ。
たとえば長崎市内地区ではレジ担当が「長崎カステラ入りまーす!」と声掛けすると、ドリンク作成担当が「もってこーい!」とレスポンス。佐世保地区では「長崎フラペチーノ入りまーす!」という呼びかけに対し、「よかよ〜!」と思わずほっこりしてしまう長崎弁が返ってくるそうだ。
なお中央地区では「カステラ入るばい!」と呼びかけるレジ担当に、ドリンク作成担当が「作るばい!」と返す、硬派な九州男児を彷彿とさせるやり取りが見られるというから、胸が熱くなってくる。
■「もってこーい」って何だ?
前述3パターンのコーリングについて、スタバ「長崎浜町S東美店」の店長・川原さんは「地元の皆様にこの特別なドリンクをお届けできる喜びと、長崎の文化を知って頂き、楽しんでもらいたいという思いを込め、活気あふれるコーリングに取り組むことにしました」と笑顔で語る。
独特すぎるコーリング「もってこーい」が誕生した経緯を尋ねたところ、「こちらは国の重要無形民俗文化財にも指定されている奉納祭『長崎くんち』での演舞に対して『アンコール』を意味する掛け声になります」という回答が。
長崎市内ではライブなどの様々な場面で「もう一度見たい」「もう一度欲しい」などの気持ちを込めて「もってこーい」を使用するため、今回は「長崎の商品も何度でも飲んで、楽しんでもらいたい」という思いと、スタバの活気を感じてもらうべく、従業員(パートナー)間のコールバックに「もってこーい」を採用したそうだ。
毎年10月に開催されている「長崎くんち」だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、昨年に続いて今年も中止が決定。そうした現状に対して川原さんは「コロナ禍で次々と伝統行事が中止になっている長崎で、少しでも地元の方々にスターバックスへ立ち寄って頂き、元気になって帰って頂きたいという思いが、日に日に強くなっています」と胸の内を語る。