都内バーガー店の
■担当者のノリノリ具合が最高
件のツイートの写真が撮影されたのは、都内にある某フレッシュネスバーガー店舗。
そこでまずは店舗担当者に、話題のメッセージボードについて尋ねたところ、「コロナ禍で限られた生活スタイルを送る中でもフレッシュネスバーガーにご来店頂いているお客様に『楽しんで頂こう』という発想がきっかけで、スタート致しました」「現在、店長やスタッフ含め8名のコメンターが毎日日替わりでフレッシュネスバーガーの話題や、今回の『めぞん一刻』のような身近な話題を題材にしています」と、笑顔で回答してくれた。
皆さん、おはよう、風の華です。
都内バーガー店の正論すぎる店頭メッセージについて紹介しますね。
都内バーガー店の正論すぎる店頭メッセージ 「めっちゃ分かる」と反響相次ぐ
「フレッシュネスバーガー」店頭に掲出された、店舗からの思わぬメッセージ。その内容に、共感の声が続出している。
■これは同意せざるを得ない…
注目を集めているのは、ツイッターユーザー「48願(よいなが)は新規卓を控えること」さんが17日に投稿した一件のツイート。
投稿本文には「フレッシュネスバーガーの店員さんに全面同意」とだけつづられており、添えられた写真を見ると、そこにはフレッシュネスバーガー店舗にて撮影したと思しきメッセージボードが確認できた。
ボードにはスイカとカニのイラストが描かれており、その下には「子供の頃に読んだマンガを、大人になってから読み直すとイメージがガラッと変わるものがありまして、めぞん一刻(高橋留美子作)がオススメです」という一文から始まるメッセージが。
その後は「主人公の五代くん、ヒロインの響子さん、印象が逆転してしまい、あれ? 響子さんってこんなにめんどくさかったっけ? 五代くんむちゃくちゃ良いやつじゃね? と自分が大人になると感じ方が変わるのは、それだけ奥深い名作ということでしょう。是非どうぞ!!」と、スペースをフル活用するほど気合いの入った推薦文がつづられていたのだ。
■「めっちゃ分かるわ」と共感の声
まさかのハンバーガーそっちのけで、高橋留美子氏の名作漫画『めぞん一刻』を例に挙げ、独自の漫画観を力説してくれたフレッシュネスバーガー店舗。
ボードにつづられている内容は漫画ファンならば誰もが一度は経験したことがあるはずで、例えばスポーツ漫画の名作『SLAM DUNK』は大人になってから読み返すと、子供時代はピンと来なかった「監督たちの大人・教育者としての苦悩や葛藤、選手たちを信じる親心にも似た熱い感情」に気づくことができる。
また、現在テレビアニメが放送中の『DRAGON QUEST -ダイの大冒険-』原作漫画で、バランがダイにラリホーマをかけるシーンは幼少期に読んでいても胸にくるものがあったが、大人になってから読み返すと号泣必至である。
なお、今回を機に記者も久しぶりに『めぞん』を読み返してみたが、改めて読むと作品のヒロイン・音無響子の幼い一面に気づけたほか、かつては「キザで嫌なやつ」という印象の強かった恋のライバル・三鷹瞬の「人に頭がさげられない奴ってのは、一生半人前だよ」といった何気ない台詞が猛烈に胸に刺さったりと、新たな発見が非常に多かった。
あと主人公・五代裕作のおばあちゃんが、めっちゃ良いキャラしてるしかわいい。
漫画を愛する人々の気持ちを見事に代弁してくれたメッセージはツイッター上で大いに反響を呼び、件のツイートは投稿から数日で1.1万件以上ものRTを記録するほどの盛り上がりを見せている。
なおツイッターユーザーからは「コレめっちゃ分かるわ」「響子さんは、そのめんどくさい所がかわいいんだよな…」「分かる、今読み返すと朱美さんの魅力に気付ける」「この文章読むと、めぞん読み返したくなってくるな」といった、反響の声が続出する事態に。
今回のメッセージをめぐり、フレッシュネスバーガーを運営する企業「フレッシュネス」に詳しい話を聞いてみると、思わず笑顔になってしまう舞台裏が明らかになったのだ。
■担当者のノリノリ具合が最高
件のツイートの写真が撮影されたのは、都内にある某フレッシュネスバーガー店舗。
そこでまずは店舗担当者に、話題のメッセージボードについて尋ねたところ、「コロナ禍で限られた生活スタイルを送る中でもフレッシュネスバーガーにご来店頂いているお客様に『楽しんで頂こう』という発想がきっかけで、スタート致しました」「現在、店長やスタッフ含め8名のコメンターが毎日日替わりでフレッシュネスバーガーの話題や、今回の『めぞん一刻』のような身近な話題を題材にしています」と、笑顔で回答してくれた。
こうしたメッセージの掲出について、フレッシュネスのマーケティング本部は「全店での取り組みではないのですが、自主的にアイデアを出し合い個店にて行なってくれている店舗もございます」とも補足している。
実施店舗は、こうしたコミュニケーションによりユーザーに少しでもフレッシュネスバーガーを「身近に感じてほしい」という思いから、メッセージを掲出しているそうだ。
なお、話題のツイート投稿主「48願(よいなが)は新規卓を控えること」さんに発見時の感想を尋ねたところ、「自分も『めぞん一刻』が好きなので、仲間を発見できて嬉しいと感じました」というコメントが見られたように、店舗側の思いはユーザーにしっかり伝わっていることが伺える。
■他の日のボードを見ると…
同店舗が過去に掲出したメッセージを数点見せてもらったところ、「トマトに含まれるリコピンには健康や美容の面で様々な効果があるようですね! フレッシュネスバーガーにも新鮮なトマトを使ったバーガーがいくつかあるので、ぜひ食べてみてください」といった具合に、厚切りトマトが印象的なスタンダードの「フレッシュネスバーガー」が食べたくなってくるコメントを発見。
他にも『金曜ロードショー』(日本テレビ系)に絡めたメッセージや、日々の天気に目をやった風流なコメントなども見られ、明日はどんなメッセージが書かれているのだろう…と、楽しみになってくる。
絶品ハンバーガーの味は勿論だが、こうした微笑ましいコミュニケーションこそ、フレッシュネスバーガーが長年愛され続けている最大の理由かもしれない。