ドン・キホーテ店頭に
皆さん、こんにちは、風の華です。
久しぶりの雨の一日ですね。
もう、秋に進み始めてるんですかね。
それではドン・キホーテ店頭に予想がすぎるまぶしい光景について紹介しますね。
ドン・キホーテ店頭に予想外すぎる光景が… 関西特有の「人情味」に思わず感動
大阪は梅田にある巨大なドン・キホーテ。店頭で、予想外すぎる事態に遭遇してしまい…。
海外諸国など、慣れない土地を訪れた際は自国との「カルチャーギャップ」に驚いてしまうもの。大阪府のとあるドン・キホーテ店舗には、他県のユーザーが見たら思わず二度見してしまう「店頭企画」が実施されているのをご存知だろうか。
■やはり大阪はスゴかった
8月某日、大阪のドンキ梅田本店に「下心が凄まじいぬいぐるみがある」という情報をキャッチした記者が現地を訪れてみると、そこには前情報に違わぬレベルの下心を放つぬいぐるみの姿が。
その思い切りの良さに思わず破顔してしまったワケだが、じつは同店には数多のドンキを訪れてきた記者をして「都内近郊の店舗では一度も見たことがない」と言わしめる、驚きの企画が実施されていたのだ。
■入り口のインパクトが「東京にはない」
記者が同店を訪れると、入り口付近にて「チラシ・フライヤーこちらです」「ご自由にお取りください」と書かれたボックスを発見。
どこぞのバンドが横着してドンキ店舗に放置していったのか…? と思わず邪推が頭を駆け巡ったが、なんとフライヤーの持ち主は、ボックスからわずか数m先で、バイオリンを構えていたのである。
もちろんただ楽器を手にしていただけではなく、その後はアニメ『鬼滅の刃』主題歌の「紅蓮華」をダイナミックに演奏し始め、楽曲のパワーを受けてか、ドンキを訪れたユーザーのテンションが沸々と上がっている様子が確認できた。
そう、なんとこちらのドンキ店舗ではパフォーマーたちによる「店頭パフォーマンス」が実施されていたのだ。
入り口付近に設置されたホワイトボードには、昼12時から夜9時までのタイムスケジュールがびっしりと埋まっており、もはや小規模の「フェス」と呼んでも過言ではないかもしれない。
気になった記者が件のバイオリニストと、ドンキを運営するパン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)に詳しい話を聞いてみると、「義理人情の街」と名高い大阪らしい、粋なエピソードが明らかになったのだ。
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■ドンキで演奏するまでの流れがエモい
今回の取材を快諾してくれたナガサワユウキさんは、バックバンドと共に毎月ワンマンライヴを実施しているバイオリニスト。
ある日、梅田で路上ライヴをしていたところ、ドンキの担当者に声をかけられたのが切っ掛けとなり、店頭でのパフォーマンスが実現したという。
路上ライヴを実施する際は使用許可の申請をする必要があり、無許可で演奏した場合は「道路交通法違反」として罰せられてしまう。しかしドンキ許可の元でのパフォーマンスはそうした制限から解放されており、ナガサワさんも「警察の方に止められることもなく、安心して演奏ができてとても嬉しいです」と笑顔でコメントしてくれた。
最初に彼に声をかける際、懐から名刺を取り出す記者の姿が「名のある音楽プロデューサー」のように見え、不要な誤解と期待を与えてしまったのでは…と自意識過剰なジレンマが生まれてしまったのは、ここだけの話だ。
なお記者の余計な妄想をよそに、ナガサワさんは真っ直ぐな瞳で「日本一知名度のあるバイオリニストになりたいです」と、熱い思いを語ってくれた。
■ドンキ側に話を聞いてみると…
続いてはPPIHの広報室に詳しい話を聞くと、「こちらの店舗では店頭スペースを、ストリートミュージシャン、ジャグラー、マジシャン、ダンサーといったパフォーマーの方々へ無料開放しております」という驚きの回答が返ってきたではないか。
こちらの試みはパフォーマーへの支援による「地域活性化」と、ドンキユーザーへの「アミューズメント性の提供」という2つの目的から始まった店舗責任者の発案によるものだという。
なおユーザーからの反響も非常に大きく、「大阪路上ライヴの聖地の一つ」「思い出の場所が増えた」といった声も上がっているのだとか。
店頭パフォーマンスの固定ファンも着々と増えており、担当者は「『梅田のドンキに行けば、何か面白いことがいつもある!』という認知が広まっているのではないかと感じます」とも振り返っていた。
また演者やパフォーマーからの評判も絶大で、取材を実施した8月中旬時点では「大変ありがたいことに、2ヶ月先まで予約はギッシリ埋まっております」というコメントも見られたから驚きである。
梅田を訪れた際は、地域愛にあふれた迫力あるパフォーマンスをぜひその目で確かめてほしい。
【店舗情報】